世界のアッチから

馴染みのないところから色々見てみよう、というブログ。かっこよく言うとfrom the other side。

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ネパール#マカンプル ”竈に眠る猫”

朝日を睨むバブー

猫が好き。

起きてても好きだけど、寝てるほうがなおいい。
眠る猫は、触れる人間をいつの間にか柔らかい眠りに連れて行ってくれるから。

子供のころから猫を飼ってきて、何度となく一緒に寝ていい夢見をしてきたけど、
今回ネパールで最高の”猫夢”を見た。

ネパール中央部ポカラ近郊、車の入れない山の中の
小さなマカンプル村に滞在してきた。

輝くマチャプチャレ
6000~8000m級のアンナプルナ連峰が目の前にドーン。
村の正面に聳え立つこの山はマチャプチャレ6993m。

マカンプルの段々畑
斜面いっぱいに広がる段々畑に水牛の声がこだましてた。

蜜を取る蜜蜂
蜜蜂が村中の花から集めたハチミツは激ウマ。

茶屋ひとつないこの村で、
グルン族の農家に(少々のコネとカネで)1週間泊めてもらってきました。

ミトチャママ
朝から晩まで、とにかく色々食べさせてくれるママ。
ママの揚げたドーナツは最高だったけど、バット山盛りは苦しかったッス。

ミルクを攪拌するパパ
若いころグルカ兵として印パ戦争に従軍したパパ。
軍服にジージャンがイカす。

山での生活は日の出と共に始まる。
つーのは、世界中どこにいっても一緒ね。

アンナプルナに光る雲

搾りたての水牛乳を飲んで、
洗い物、山羊の世話、牛小屋の掃除(牛糞手掴み)、荷物の運搬…と、
ホームステイの俺も家事手伝いに精を出す。
1日5時間以上は働いてた。

土間に差す光とパパとママ

ダルバート(ネパール式定食)で満腹になった午後は、
地元のガンジャで一服。

誰もいない土間で竈に火をくべて湯を沸かしていると、
仔猫のバブー(名前はなく、単に子供という意味)が膝によじ登ってくる。

膝の上のバブー

炎に薪が爆ぜる音と、グルルルと喉を鳴らして眠るバブーの体温を感じながら、
煙を吸い込むとスーッと心が静かになって…


青い夕闇の中で十年昔の自分が安らかに眠ってる。
浮かんだり沈んだりしてくるものは、古くて甘い記憶ばかり。

アンナプルナのグラデーション

森の青い花

家の子山羊

石臼を挽くナビタ

光る森の葉

登校前のマニサ

そんな平穏すぎるほど平穏な白昼夢を体の芯で感じながら火を見てたら、
ママから寝てると思ったって笑われた。

村に来たときは神々しいヒマラヤを目の当たりにして、
シヴァパワーでドーンと宇宙にでも飛んでけると思ってた。
ヨガの先生も、稲中の田中も
「宇宙を感じろ!」って言ってたしね。

でも、
竈に眠る猫が連れて行ってくれたのは、
遠いどこかではなく、懐かしい枕元。

旅先で旅に出ると、ヘンなとこに帰ってきちゃうようです。

しかし、わずか数時間ボンヤリしたおかげで、
ようやくネパールを出る気になった。

実は、正月からずっとネパール、というかポカラにいたんだけど、
その話は面白すぎてブログじゃ書けません。
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テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行

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