世界のアッチから

馴染みのないところから色々見てみよう、というブログ。かっこよく言うとfrom the other side。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モルモット生活

48時間。
これ、13日間で昼寝した推定合計時間。

33時間。
13日間でDSをプレイした時間。

ジョジョの奇妙な冒険、カムイ伝、三国志、
三つ目がとおる、あしたのジョー、寄生獣。
これ全部、13日間で読んだマンガ。

旅行の準備の一つとして、
12泊13日の治験に行ってきました。

治験てのは所謂「薬の人体実験のバイト」のこと。
毎日寝てるだけで結構な金額がもらるおいしい小遣い稼ぎで、
大学卒業以来久しぶりに参加してきた。
おかげで少ない退職金の足しにすることができたよ。

治験というと、大概の人は健康への影響などリスク面ばかり気にするけど、
我々専門家にとっての最大の懸念は、
退屈と煩悩に対してどう対処するか、である。

今回は大体こんなスケジュールですた。

入所初日。
9:00に入所して、
体重、血圧、脈拍、体温、心電図を検査し、採血、採尿、医師の問診を行う。
これが基本的な検査の1セットで、以後何度も繰り返されることになる。
初日の検査はこれで終わり。
あとは朝飯食って、ベッドでごろごろ寝て、
昼飯食って、昼寝して、晩飯食って、ごろごろして、23:00消灯。

2日目、投薬前日。
8:00起床の後にすぐに検査セットが始まり、ホルター心電図装着。
ホルター心電図とは携帯型の心電図で、48時間身体に装着し続けることになる。
さらに飲水記録と畜尿がスタート。飲んだ水の量と排出した尿をすべて記録する。
つまり、おしっこを1滴残らず検査されるということ。
これが後半の煩悩との戦いのカギとなる…。

3日目、投薬日。
7:00の起床後、通常の検査セットの後に、
両腕の血管に留置針を刺す。
9:00、右腕の留置針から投薬、と同時に左の留置針から採血。
医師や製薬会社の担当者(スポンサー様)など大勢が見守る中、
秒単位のスケジュールで採血、採尿が続く。
この日は14:00までは忙しく、食事も取れず寝ることもできない。
その後、遅い昼食があって、夕方と消灯前にそれぞれ検査セットがあって終了。

4日目以降。
参加者にとってはここからが本番。
毎日、起床後の検査セット以外に基本的はないもない。
朝の検査が終わったら消灯までなにもすることがない日が10日続く。
朝から消灯までの約15時間、来る日も来る日もなにもない時間を潰さなくちゃいけない。

幸い、院内には大量のマンガとテレビ、ビデオ、ゲームが用意されてるので、
なにもすることがない、という状態にはなりえない。
だからほぼ全員がマンガとゲームに走る。
クッキングパパとこち亀を1巻から読み倒すヤツもいるからね。

読んでも読んでも、寝ても寝ても終わらない。昼寝しすぎたら夜眠れない。
3度の食事と入浴だけを楽しみ時間を潰していく。
消灯後は携帯くらいしか見るものがないので、眠くなるまでツイッター。

それでも退屈にはやがて順応できるようになる。
その頃に現れる新たな敵が煩悩。

食事は朝昼晩以外は一切ないので、間食に対する欲求が出てくる。
御菓子が食べたい、こってりしたものが食べたい。
酒が飲みたい、喫煙者はタバコ吸いたい、ヤク中は1発キメたい。

そして性欲。
20~30代の健康な男子が12日間も禁欲生活を強いられる。
いや、厳密には禁欲じゃないんだけど、前述の畜尿が効いてくるわけ。
すべてのおしっこを1滴残らずボトルに貯めて検査するから、
蛋白なんか出したら一発でナースにばれちゃう。毎日接してるナースに。
それは恥ずかしすぎるでしょ!てことでザ・ガマン。
もう中盤から寝るとほぼエロい夢見るくらいに溜まってくる。
昼寝してるときなんか近くにナースいるから、へんな寝言いってないかヒヤヒヤ。
個人差はあるだろうけど、俺はこれが一番辛かった。
13日におよぶ禁欲なんて第二次性徴が来て以来初めてだと思う。
やー、よくがんばった。

てなわけで、そんなばかばかしい生活で無事297000円ゲット。

やっぱ治験は楽しいなー。
スポンサーサイト

テーマ:旅の情報・準備 - ジャンル:旅行

次のページ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。